2026.02.06
年が明けてまもなく、年度末へ向けて労働に明け暮れていると、冒頭解散&総選挙が行われるとのニュース。政権与党の独自調査によれば、単独過半数を得る勢いだそう。
この雑記を書いているのは投開票日の3日前です。他責極まる権力者の振る舞いに辟易しますが、その一つひとつをここで取り上げるつもりはありません。もしも、ただただ呆けるしかない世の中に至った際に、自分の立ち位置がどこにあったかを残しておきたいと考えて、つらつらし始めたのです。
私は、開会中はなるべく国会中継を聞くようにしています。2016年、たまたまテレビで流れていた森友問題に関する官僚答弁に「ずいぶんもめてるな」という印象を抱き、野次馬根性からノーカットで見始めたのがきっかけでした。
森友問題は「公文書改竄」という、あり得ない「蛮行」を孕み、国民国家に従事すべくひたすら仕事に向き合った方の命が失われるという最悪の事態を招くに至りました。
個人的には、この国の最高権力者の言動を端緒とする一連の言い逃れを、見て見ぬふりした不誠実さが、社会を支える土台を腐食し始める起点だったと捉えています。そして今なお、その侵食はじんわりじんわりと続いています。
歴史学を齧った身として、記録を書きかえることの罪深さを許容することは、決してできません。権力者(個人誰それではなく自浄能力を失った政権与党)はその一点の蛮行において、一旦は国家権力から退くべきだと考えています。
人は忘れやすく、それゆえに前向きに生きることができるとも言われます。しかし、権力者がその「人の良さ」に便乗して、都合よく歴史を修正できてしまえば、より良くあろうとする人々の営みに足枷をはめることになのではないでしょうか。
以上のような、立ち位置から、今回の総選挙でも十年前に起きた未だ果たされていない「蛮行」の責任を問う一票を投じるつもりです。