2025.09.21
連休前に奮った分のねぎらいを求めて、ちょっと街へ。
いつか行こうと思っていた酒場。運ばれたビールを見ただけで、期待以上であることを悟りました。






三軒茶屋は独り暮らしを始めた思い出深い街。この街はあの頃とほぼ変わっていません。三軒茶屋の特長とも言えるごちゃっと感と喧騒の「ほどよさ」は、孤独感を絶妙に紛らわして、度々自分を救ってくれました。
二十代半ば、何とか職を得て、日々の糧にめどがつき、実家を出ることができました。貧乏暇なしの職で、遊ぶ時間はさほど無かったので、ただ働いて家事して出勤するという日々でした。
生活費のやりくり、家事を終えて残ったなけなしの余暇など、自分次第で良くも悪くもなってしまう状況は、とても“生きている感覚”を実感できて、ある種のスリルを楽しんでいたのかもしれません。
遊興費なるものは、ほとんど無く、当時、ふらっと酒場へ行くなんてことは、ほんと年に1回あるかないか、という状況でした。それでも、静まり返った部屋にポツンといたくない時があったりして、そんな時、日付を跨いだくらいの時間に、缶ビール片手に三軒茶屋の街をぐるっと散歩すると、程よくリフレッシュできました。
ほとんど人と会わない道もあれば、酔い人の笑い声が漏れ聞こえてくる飲み屋街。その後、住むどの街では得られていない「ほどよさ」は、本当に貴重です。
失ってほしくないと切に願っています。
当時住んでいたアパートはまだ健在で、近くに来た際は、その前を通って往時を偲びます。
独立まで過ごした団地は、間も無く建て直されることが決まっています。思い出深い最初の根城は、いつまでも残っていて欲しい場所の一つです。